【実話】8mmビデオデッキがうんともすんとも言わなくなった場合の原因と対策

はじめに

困りました。

昔撮り溜めた8mmビデオテープをダビングしていたら、突然8mmビデオデッキがうんともすんとも言わなくなってしまいました。

これは壊れたかなと諦めかけたのですが、ようやく原因が分かりましたので、メモしておきます。

もし同じ様な経験をされた方は、是非参考にして頂ければと思います。

発生状況

問題の発生したビデオデッキは、ソニーのHi8+VHSダブルデッキ (WV-H3)です。

実は動かなくなる前に、別のトラブルが発生しています。

それは、どなたも一度か二度は経験されているであろうビデオテープの機内での絡まりです。

ただし通常でしたらビデオプレーヤーの上カバーを外して対処すれば、絡まったテープごと本体から取り出す事が可能です。

ところが今回の場合、テープがどかに引っ掛かってどうしてもぴっぱり出せないので、止む無くテープを途中で切ってカセットを取り出しました。

ところがそれ以降、プレーヤーがうんともすん言わなくなったのです。

現象

現象としては、電源はONしているのに、全てのボタンが全く反応しません。

またカセットを挿入しても、ローディング動作をしてくれません。

当然ながらコンセントの抜き差しをしても復帰しません。

すなわち、見かけ上は何の問題もないのに、全く動かないのです。

どうやカセットを取り出す際、どこかの部品を壊してしまったのかと思ったのですが、ようやく原因が分かりました。

原因

それはキャプスタン軸にテープが何重にも巻き付いて、キャプスタン軸が全く回らなくなってしまったからでした。

8mmビデオデッキのキャプスタン軸(矢印部)

キャプスタン軸に巻き付いたテープは、それ自体光沢があるのでちょっと見では全く気付きませんでした。

いずれにしりキャプスタン軸が回るなくなると、完全にデッキの動作がストップしてしまうとは驚きです。

対策

原因が分かれば、直すのは簡単で、この巻き付いたテープを剝ぎ取れば良いだけです。

ただしきつく巻き付いているので、結局これを外すのにカッターを使ったほどです。

そんな訳テープが絡んだ後、ビデオデッキが動かなかったら、この話を思い出して頂ければと思います。

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