一昔前ならPCと言えば、CPUの性能が重要でした。
ところが今どきですと、グラフィックボードに搭載されているGPUが俄然脚光を浴びています。
動画変数やテレビゲームのグラフィック表示に使われるものだとは分かっていても、それがどんな働きをしているかを正確に認識している方は少ないでしょう。
そんな訳で、おのGPUの働きを分かり易くご説明したいと思います。
先ずCPUとGPUの違いですが、CPUは処理能力の高い複数のコアを使って命令を順番に処理していきます。
それに対してGPUは、CPUよりは1コアの処理能力は劣るものの、数千個のコアで数千の命令を同時に処理していきます。
これが動画やテレビゲームとどう関係するかと言えば、画像は3色の色情報を持った画素で構成されています。
そしてその画素を動画用に圧縮したり解凍したりするのは、4×4の16画素あるいは8×8の64画素のブロック単位で演算します。
という事はFHDの場合で、3万~13万ブロックになります。
これだけあるブロックを1個づつ演算処理するのは、CPUで1ブロックずつやるより、GPUを使って数千ブロックを同時に行った方が効率的だというのは、誰でも思い付く事でしょう。
という訳で、動画の画素数が多くなってきた昨今、GPUがメジャーになってきたという訳です。
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