動画編集におけるLook-aheadとは

動画編集におけるLook-aheadとは、動画のフレーム間圧縮において、圧縮効率の一番高いBフレームを最大値まで挿入するかどうかを、自動判定する機能を指します。

OBS studioのLook-aheadに関する説明

ちなみにBフレーム(Bi-Directional Predictive Frame)とは、H.265(HEVC)のコーデックから新たに追加された圧縮用のフレームで、前後にあるIフレームやPフレームのデータを流用するためデータ量が最も少なく、これが多ければ多いほど動画の容量を減らせます。

ただし無理に多く挿入すると、画質の低下を招いてしまいます。

このため、例えばBフレームの最大数をご自分で5個と設定した場合、Look-aheadが無効ならば必ずIフレームとIフレームの間にBフレームが5個入るものの、Look-aheadを有効にすると変化の激しいシーンの場合は自動的に挿入数を減らしてくれるのです。

それだけ聞くと素晴らしい機能だのですが、ただし1点問題があってこれを使うとGPUの負荷が増えます。

このためお手持ちのPCが高性能であれば、Look-aheadはONにしておけば良いのですが、一般的なPCであれば最大Bフレームは少なめにして、Look-aheadはOFFしておいた方が良いかもしれません。

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