車載CDプレーヤーを修理した話

はじめに

車載CDプレーヤーが故障してしまいました。

前日までは問題なく再生できていたのですが、何の前触れもなくいきなりCHECK CDと表示されて音が出なくなったのです。

ところが数日経ってからエンジンを掛けると、また再生を始めるのですが、暫くするとまた音が出なくなります。

どうやら完全に壊れた訳ではなさそうです。

もしかしたら、再生できるときが温度やら振動に関係するのかと思いきや、そんな傾向もありません。

当然ながらCDを清掃したり、CDヘッドクリーナーを使ってみてもダメです。

CDが聴けなくても特段困る事はないのですが、やはり運転中に好きな曲が聴けないのは寂しいものです。

中古品をネットで購入しようと思ったのですが、送料を入れると数千円もしますし、同じ年代の物だと同じ様に故障する可能性もあります。

という訳でダメ元で修理に挑戦します。

修理

問題の発生したCDプレーヤーは、2011年製のワゴンRに付いていたものです

CDユニットをクルマから取り出して、取り敢えずピックアップレンズをアルコールと綿棒で清掃してみます。

その状態で再度クルマのコネクターに接続してみましたが、残念ながら何も変わりません。

ただしそれで分かったのはCDが回転していないという事です。

通常ならば、CDがローディングされれば常時CDは回転するはずです。

そうなるとやる事は一つで、コネクターの接触不良を疑って、全コネクタの挿抜です。

CDプレーヤーのフラットケーブル

挿抜できるのはどれもフラットケーブルなのですが、全部一度抜いてケーブル側の端子を拭いて再度挿し直します。

その間気付いたのは、CD挿入口にセンサーらしき物があるという事です。

CD挿入口上部にあるセンサー基板らしき物

生憎取り外すのが難しい様だったので、手っ取り早くCD挿入口に綿棒を差し込んで清掃らしき事をしておきます。

もう一つ気付いたのはパワーICと放熱板の間に放熱グリスが塗られていた事です。

もしかしたら(可能性は低いのですが)、これが乾き気味でパワーICが昇温した可能性もあるので、手持ちのCPUグリスを追加しておきました。

さて結果ですが、なぜか無事に再生できる様になりました。

いつまで持つか不明ですが、これで暫く様子を見ようと思います。

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